◎選挙管理委員会は10月26日に行われた議会選の結果を認定。与党「ジョージアの夢」の勝利が確定した。
2024年11月18日/ジョージア、首都トビリシの通り、政府与党に抗議するデモ隊のテント(AP通信)

ジョージア議会選(一院制、定数150)の結果に抗議するデモ隊が18日、首都トビリシ中心部の大通りにテントを設置し、24時間体制で政府与党に抗議すると宣言した。

選挙管理委員会は10月26日に行われた議会選の結果を認定。与党「ジョージアの夢」の勝利が確定した。

野党は票が操作されたと主張し、支持者に抗議デモを行うよう呼びかけている。

それ以来、首都トビリシを含む複数の都市で抗議デモが続いており、17日にはデモ隊がトビリシ中心部に通じる大通りのひとつを封鎖した。

欧州の選挙監視団は今回の議会選について、複数の問題があったと指摘。「脅迫、票の買収、二重投票、与党陣営による暴力が確認された」と報告している。

ジョージアはロシアによるウクライナ侵攻後、EUへの加盟を申請。しかし、EUはジョージアの夢が物議を醸す反スパイ法を法制化したことを受け、加盟交渉を停止、財政支援の一部を凍結した。

米政府もこの法律を受け、数十人の政府高官を制裁リストに追加した。

さらにジョージアの夢は9月初めにLGBTQ+(性的少数者)の権利を侵害する「反LGBTQ法案」を成立させた。

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