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ポルトガル議会、ブルカ禁止法案可決、公共の場での着用禁じる

公共の場で着用した場合、200ユーロから4000ユーロの罰金が科せられる。
ブルカを着用する女性(Getty Images)

ポルトガル議会(一院制、定数230)は17日、公共の場でブルカなどのイスラム教徒の顔全体を覆うベールの着用を禁止する法案を賛成多数で可決した。

この法案は極右シェーガ党(CHEGA)が提出したもので、公共の場でブルカやニカブなど、顔全体を覆うベールの着用を禁止する。ただし、飛行機内、外交施設、礼拝所での着用は認められる。

公共の場で着用した場合、200ユーロから4000ユーロの罰金が科せられる。

レベロデソウザ(Marcelo Rebelo de Sousa)大統領は法案についてコメントしていない。一部の地元メディアはレベロデソウザ氏が拒否権を行使する可能性があると報じている。

法案が成立すれば、ポルトガルはオーストリア、フランス、ベルギー、オランダなど、ベールの着用を禁止している欧州諸国に加わることになる。

ポルトガルでこうしたベールを着用する女性は多くないが、この問題は他の欧州諸国と同様に論争を巻き起こしている。

中道右派・社会民主党(PSD)の一部議員は法案に賛成した。

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