ポルトガル地方選挙、極右シェーガ党が完敗、議会選の勢い失う

与党の中道右派・社会民主党（PSD）はリスボンやポルトなど、主要都市を含む136の首長選で最多得票を獲得。中道左派の社会党（PS）128で勝利した。

ポルトガルで12日に行われた地方選挙について、極右シェーガ党（CHEGA）が予想を下回る結果を突きつけらえた。

選挙管理委員会が13日に公表したデータによると、CHEGAは308地域で行われた首長選のうち3つで勝利。地元メディアは30～40を獲得すると予想していた。

全体の得票率は12％にとどまり、今年5月の議会選挙（一院制、定数230）を10ポイント以上下回った。

CHEGAはこの議会選で第2党に躍進した。

与党の中道右派・社会民主党（PSD）はリスボンやポルトなど、主要都市を含む136の首長選で最多得票を獲得。中道左派の社会党（PS）128で勝利した。

CHEGAの得票数は全政党中3位であったが、当選数は無所属候補（20人）や共産党（12人）を下回った。

CHEGAは反移民、反イスラム、反ジェンダー政策を推進し、フランスの国民連合やドイツのAfD（ドイツのための選択肢）などの極右政党と連携している。