ポルトガル総選挙の結果確定、極右政党が第2党に躍進

シェーガは海外有権者からの票で2議席を獲得。最終的に60議席を確保した。
ポルトガル、首都リスボンの国会議事堂(Getty Images)

ポルトガルで18日に行われた議会選挙(一院制、定数230)の結果が確定し、極右シェーガ党(CHEGA)が第2党になることが確定した。

これにより、主流政党の中道右派・社会民主党(PSD)と中道左派・社会党(PS)が交互に政権を主要野党を担うというパターンが崩れた。

シェーガの躍進は他の欧州諸国における極右勢力の台頭と一致している。この数年、フランス、イタリア、ドイツなどで反移民や反イスラムを公約に掲げる極右政党が支持を伸ばしてきた。

シェーガは海外有権者からの票で2議席を獲得。最終的に60議席を確保した。6年前の初選挙ではわずか1議席であった。

PSDとその他右派保守政党との選挙連合である与党・民主同盟(AD)は88議席であった。

ルイス・モンテネグロ(Luís Montenegro)首相はシェーガとの連立を拒否し、新たな少数政権を樹立すると表明している。

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