ポルトガル警察、極右組織の構成員6人逮捕、爆発物と銃器押収
6人は武装民兵の支援を受ける政治運動「ムーブメント・アルミラル・ルシターノ(MAL)」の構成員とみられる。
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ポルトガルの捜査当局は17日、極右組織の関係者6人を逮捕し、爆発物と複数の銃器を押収したと明らかにした。
それによると、逮捕された6人は武装民兵の支援を受ける政治運動「ムーブメント・アルミラル・ルシターノ(MAL)」の構成員とみられる。
国家警察は声明で、「6人はテロ関連犯罪、差別、憎悪や暴力の扇動、違法武器の所持など、複数の罪に問われている」と述べた。
また警察はこの取り締まりで複数の爆発物、銃器(一部は3Dプリンターで製造されたもの)、弾薬、ナイフを押収したと明らかにした。
6人の身元と認否は明らかになっていない。
先月行われた議会選挙(一院制、定数230)では極右シェーガ党(CHEGA)が第2党に躍進。地元メディアによると、この選挙以来、ネオナチを含む極右の活動が活発化しているという。
シェーガの躍進は他の欧州諸国における極右勢力の台頭と一致している。この数年、フランス、イタリア、ドイツなどで反移民や反イスラムを公約に掲げる極右政党が支持を伸ばしてきた。
シェーガは最終的に60議席を獲得。6年前の初選挙ではわずか1議席であった。