▽トランプ氏は20日の就任式で宣誓し、大統領に返り咲いた。
バチカンのフランシスコ教皇(Pope Francis)は20日、トランプ(Donald Trump)米大統領による不法移民強制送還計画を「恥辱」と呼び、実施すべきでないと主張した。
教皇はトランプ第一次政権時、メキシコの壁計画を「キリスト教的でない」と批判していた。
教皇は20日に放送された地元テレビ局のトークショーでトランプ氏の就任式に言及。「米国がすべての人に機会を与え、歓迎する国であるという理想に忠実であることを願っている」と強調した。
また教皇はトランプ氏の「勢い」を称賛。「あなたのリーダーシップの下で、米国民が繁栄し、憎しみや差別、排除の余地のない、より公正な社会を築くために常に努力することが私の望みです」と述べた。
さらに、司会から不法移民送還計画について尋ねられると、「本当なら、恥ずべきことだ」と批判した。「もし本当なら、恥ずべきことであり、何も持っていない貧しい哀れな人々に問題のツケを払わせることになります。だめです!それは物事を解決する方法ではない。これは物事を解決する方法ではない...」
トランプ氏は20日の就任式で宣誓し、大統領に返り咲いた。
トランプ氏は移民の送還を含む公約を実現するため、就任初日の100件の大統領令に署名するとしている。