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▽亡くなったのは独裁者のルカシェンコ大統領を侮辱したとして実刑判決を受けた61歳の男性実業家。
2024年3月8日/リトアニアの在ベラルーシ大使館近く、夫の解放を求めるチハノフスカヤ氏(中央)(AP通信)

ベラルーシの刑務所に収容されている政治犯が獄中死した。人権団体「ビアスナ人権センター」が22日、明らかにした。

それによると、亡くなったのは独裁者のルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領を侮辱したとして実刑判決を受けた61歳の男性実業家。正確な日付と死因は明らかになっていない。

男性はルカシェンコ氏を侮辱し、ロシアによるウクライナ侵攻を批判した罪で23年10月に禁固5年の実刑判決を受けた。

ルカシェンコ氏は1994年に就任して以来、一貫して野党、人権団体、独立系メディアを弾圧してきた。

2020年の大統領選では結果に抗議するデモを鉄の拳でねじ伏せ、数万人を逮捕、数千人を殴打した。

それ以来、多くの野党指導者や活動家が亡命を余儀なくされている。

ビアスナによると、男性は2020年以降、拘留中に死亡した8人目の政治犯である。同国で収監されている政治犯は1177人。その中には22年にノーベル平和賞を受賞した人権活動家ビアリアツキー(Ales Bialiatski)氏や野党指導者のコレスニコワ(Maria Kolesnikova)氏などが含まれている。

国連はベラルーシに障害を持つ政治犯が少なくとも7人、慢性疾患や重篤な急性疾患に苦しむ政治犯が78人にいると報告している。

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