◎ポーランドはEU加盟国の中で最も強くウクライナを支持し、2月の侵攻開始以来、軍事・人道支援を含むさまざまな支援をウクライナに提供してきた。
ポーランド内務省は15日、国家警察本部内でウクライナ高官からの贈り物が爆発し、シムチク(Jaroslaw Szymczyk)長官と職員1人が軽傷を負ったと発表した。
国家警察によると、シムチク氏はウクライナ訪問中に爆発した贈り物を受け取ったという。
この贈り物は14日の現地時間午前8時前にシムチク氏の執務室の隣の部屋で爆発した。
シムチク氏は医療機関に搬送された。職員も軽傷を負ったものの、搬送には至らなかったという。
内務省によると、シムチク氏は11~12日にウクライナを訪問し、警察庁や非常事態庁の幹部と会談したという。贈り物はその際に受け取ったとしているが、誰から何を受け取ったかは明らかにしていない。
同省によると、シムチク氏は病院で経過観察中。地元メディアは関係筋の話を引用し、「命に別状はない」と報じている。
内務省は声明の中で、「ウクライナ側に説明を求めている」と述べた。
ポーランドはEU加盟国の中で最も強くウクライナを支持し、2月の侵攻開始以来、軍事・人道支援を含むさまざまな支援をウクライナに提供してきた。
またポーランドは数百万人のウクライナ避難民を受け入れている。
ポーランド領内では先月、ウクライナ領内から発射されたとみられるミサイルが国境付近の町に着弾し、市民2人が死亡した。このミサイルはロシア製と報告されているが、西側の指導者はウクライナの防空ミサイルという見解を示している。