◎爆発はワルシャワの南方約135キロにある国内軍需企業メスコ(Mesko)の工場で発生した。
ポーランド・ワルシャワ近郊の軍需工場で爆発・火災が発生し、59歳の男性従業員が死亡、もう1人が負傷した。捜査当局が10日、明らかにした。
それによると、爆発はワルシャワの南方約135キロにある国内軍需企業メスコ(Mesko)の工場で発生。原因は明らかになっておらず、警察と消防が調査している。
トゥスク(Donald Tusk)首相は「テロ攻撃であることを示す兆候は確認されていない」と声明を出した。
ポーランドでは最近、火災が相次いでいる。当局はウクライナ支援に反発するロシアとその同盟国ベラルーシの破壊工作の可能性もあるとみて捜査している。
国内の軍需企業や防衛産業をまとめる国営持株会者PGZは声明で、「爆発の原因を調査中であり、判明次第、公表する」と述べた。
それによると、この工場はミサイルや弾薬を製造しているという。
公共放送ポーランド・テレビ(TVP)は関係者の話しとして、「ウクライナへの軍事支援に遅れが出たり、何かしらの影響が出るとは考えていない」と伝えている。