◎このジャーナリストは26日の夕方、イマジンが演奏されると「残念ながら、これは共産主義の幻影、ビジョンである」と発言した。
2024年7月26日/フランス、パリ五輪のオープニングセレモニー(Getty Images)

ポーランドの公共放送TVPは27日、パリ五輪の開会式で演奏されたジョン・レノン(John Lennon)さんの「イマジン」を「共産主義の幻影」と評したジャーナリストを停職処分にした。

TVPは声明で、このコメンテーターは大会期間中、同社の放送で一切コメントしないとした。

このジャーナリストは26日の夕方、イマジンが演奏されると「残念ながら、これは共産主義の幻影、ビジョンである」と発言した。

TVPは声明で停職処分の理由について、次のように述べている。「相互理解、寛容、和解、これらはオリンピックの基本理念であるだけでなく、ポーランドのテレビの礎でもあります。これらに違反することは許されません...」

野党に陥落した保守派とその支持者たちはTVPの支配権を失ったことに動揺している。

保守派のドゥダ(Andrzej Duda)大統領とモラウィエツキ(Mateusz Morawiecki)前首相はTVPの決定を激しく非難した。

モラウィエツキ氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「真実は自らを守る。あなたの発言は後世に語り継がれ、TVPの検閲は失敗に終わるだろう」と書き込んだ。

左寄りのコメンテーターの一部もTVPの処罰を「厳しすぎる」「やりすぎ」と批判している。

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