ポーランド当局、妨害工作計画の疑いで8人拘束「ロシアのスパイ」
ポーランドはウクライナと国境を接し、西側諸国によるウクライナ支援の前哨基地となっている
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ポーランドの検察当局は21日、ウクライナ国籍の男がロシア情報機関の妨害工作に関与した疑いで拘束されたと明らかにした。
それによると、ロシア情報機関の代理として活動する人物らが、ウクライナ向け輸送物に爆発物や発火性物質を混入させる破壊工作を計画していたという。
検察庁は声明で、「この破壊工作の目的は市民を威嚇し、ウクライナを支援するEU諸国の安定を損なうことだった」と説明した。
ポーランド当局によると、同じ計画に関与した疑いでウクライナ人2人がルーマニア国内で拘束されたという。
ポーランドのトゥスク(Donald Tusk)首相は21日朝、X(旧ツイッター)に声明を投稿。「EUによるウクライナ支援を妨害しようとした8人が拘束された」と書いた。
地元テレビ局は関係者の話しとして、この8人について、「国内各地で過去数日間、破壊工作に関与した疑いで8人が拘束され、うち1人はウクライナ人であった」と伝えている。
ポーランドはウクライナと国境を接し、西側諸国によるウクライナ支援の前哨基地となっている。
ポーランド当局は22年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、スパイ活動や妨害工作などで数十人を逮捕している。