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自分の血で「鉤十字」落書き、31歳男逮捕 ドイツ

ドイツでは鉤十字を含むナチス関連シンボルの掲示は違法である。
2025年11月6日/ドイツ・北部ハノーバー、落書きされたハーケンクロイツ(鉤十字)を調べる警察官(ドイツ通信社/AP通信)

ドイツ警察は6日、ハノーバー市内の数十台の車両や郵便ポスト、建物外壁に自身の血液でナチスのシンボル「ハーケンクロイツ(鉤十字)」を書いた疑いで31歳の男を逮捕したと発表した。

ハノーバー警察によると、5日夜、駐車中の車のボンネットに赤い液体で描かれた鉤十字を発見したとの通報を受け警察が現場に急行。同様の手口でほぼ50台の車が落書きされていた。

検査の結果、その液体が人間の血液であることが判明した。

ドイツでは鉤十字を含むナチス関連シンボルの掲示は違法である。

警察によると、6日午後にルーマニア国籍の31歳の男をハノーバー市内で逮捕したという。

ハノーバー警察の広報担当は声明で、「男は逮捕時、酩酊状態で、動機は極めて個人的かつ仕事に関連するものとみられ、感情が爆発したようだ」と述べた。

また広報担当は「男には自傷によると思われる傷があった」と付け加えた。

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