北アイルランド暴動、少年2人の性的暴行事件に抗議するデモ続く
このデモはベルファストの北西約45キロに位置するバリーメナで9日に始まり、複数の都市に拡大した。
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イギリス領北アイルランドの首都ベルファスト郊外で10代の少年2人による性的暴行事件に抗議するデモが暴動に発展し、警察と暴徒が衝突した。現地メディアが14日に報じた。負傷者の情報はない。
それによると、移民に抗議するデモ隊の一部が暴徒化し、機動隊に火炎瓶や石などを投げつけたという。
このデモはベルファストの北西約45キロに位置するバリーメナで9日に始まり、複数の都市に拡大した。
ルーマニア国籍の14歳の少年2人は8日夜にバリミーナで10代の少女に性的暴行を加えたとして裁判所に出廷。強姦未遂で起訴された。
現地メディアによると、2人は容疑を否認したという。
最新の暴動はベルファストから50キロほど離れた複数の町で13日夜に発生。逮捕者が出たという情報もある。
デモ隊は機動隊と装甲車がパトロールを行う中、ゴミ箱に火を付けたり、道路にバリケードを設置したりした。
それ以外の町で日中に行われたデモは平和的に行われた。
バリーメナでは14日にも小規模なデモが行われ、数十人が市内を行進。事件に抗議した。
イギリスでは反移民を公約に掲げる新興右派政党「リフォームUK」が支持を集めている。
リフォームUKは先月初めの地方選で初めて地方議会の過半数を確保。さらに、初めて2つの首長ポストも獲得した。
地元メディアの世論調査によると、リフォームUKの支持率は与党・労働党と最大野党・保守党を上回っている。