北アイルランド暴動、少年2人の性的暴行事件に抗議するデモ激化
移民に抗議するデモ隊の一部が暴徒化し、警察に火炎瓶、石、花火などを投げつけたという。負傷者の情報はない。
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イギリス領北アイルランドの首都ベルファスト郊外で10代の少年2人による性的暴行事件に抗議するデモが暴動に発展した。現地メディアが12日に報じた。
それによると、移民に抗議するデモ隊の一部が暴徒化し、警察に火炎瓶、石、花火などを投げつけたという。負傷者の情報はない。
このデモはベルファストの北西約45キロに位置するバリーメナで9日に始まり、複数の都市に拡大した。
ルーマニア国籍の14歳の少年2人は8日夜にバリミーナで10代の少女に性的暴行を加えたとして裁判所に出廷。強姦未遂で起訴された。
現地メディアによると、2人は容疑を否認したという。
12日の暴動はベルファストから50キロほど離れた町で発生した。
報道によると、警察は事前に装甲車を配備し、複数の道路を封鎖したという。
他の町で行われたデモは平和的に終了。バリーメナでも4日連続で数十人が市内を行進した。
イギリスでは反移民を公約に掲げる新興右派政党「リフォームUK」が支持を集めている。
リフォームUKは先月初めの地方選で初めて地方議会の過半数を確保。さらに、初めて2つの首長ポストも獲得した。
地元メディアの世論調査によると、リフォームUKの支持率は与党・労働党と最大野党・保守党を上回っている。