パレスチナ・アクションの支持者890人逮捕、英ロンドン警視庁が発表
パレスチナ・アクションが禁止されてから2か月間で1600人余りが逮捕された。
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英ロンドン警視庁は7日、ロンドン中心部で反イスラエル活動を展開する団体「パレスチナ・アクション」を支持する集会に参加したとして、900人余りを逮捕したと明らかにした。
この集会は市中心部で6日に開催され、約1500人が参加した。
連邦議会は7月、パレスチナ・アクションのメンバーが空軍基地に侵入し、飛行機を損傷させたことを受け、活動を禁じる法律を可決・公布した。
パレスチナ・アクションが禁止されてから2か月間で1600人余りが逮捕された。支持者たちは同団体を支持するプラカードを掲げただけで逮捕されている。
抗議者らはパレスチナ・アクション禁止について、「言論の自由と抗議権の制限」と主張している。
ロンドン警視庁によると、6日のデモでは890人が逮捕され、うち857人がテロ対策法違反に問われる見通し。その他33人は公務執行妨害罪などで逮捕された。
集会を主催した団体は声明で、「議事堂前の広場に1500人が集まり、イスラエルによるジェノサイド(集団殺害)に反対し、パレスチナ・アクションを支持した」と述べた。
デモ開始から数分後、警察は参加者の逮捕を開始。デモ隊からは「恥を知れ」「ロンドン警視庁、どちらの味方だ?」との声が上がった。
警察官がデモ参加者を引きずる中、小競り合いも確認された。ケガ人の情報はない。
8月に行われた同様の抗議デモでは700人以上が逮捕され、138人がテロ法に基づいて起訴された。