◎鉱山内にいた78人のうち76人が地上に避難し、うち17人が病院に搬送された。
ポーランドの炭鉱(Getty Images)

ポーランド南部カトウィツェ郊外の炭鉱で落盤事故があり、鉱夫少なくとも17人が負傷、2人が行方不明になっている。当局が11日、明らかにした。

それによると、事故は午前8時16分頃に発生。この地域でマグニチュード3.1の地震が発生した直後に、地下約1200メートルで崩落が起きたという。

鉱山内にいた78人のうち76人が地上に避難し、うち17人が病院に搬送された。地元メディアによると、うち1人が頭部を負傷し、市内の病院に空輸されたという。

消防の広報担当は地元テレビ局の取材に対し、「20の専門家チームが救助活動に参加している」と語った。

それによると、救助隊は行方不明になっている2人のうち1人の位置を特定したという。

気象台はこの地域で午前8時16分にM3.1の地震が発生したと報告している。地上で人的被害は確認されていない。

ポーランドの炭鉱では事故が相次いでいる。

南部の炭鉱で5月に発生した落盤事故では3人が死亡。4月中旬にも鉱夫1人が落盤事故により死亡している。

昨年は15人の鉱夫が事故で命を落とした。

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