◎ポーランドの炭鉱では事故が相次いでいる。
ポーランド南部カトウィツェ郊外の炭鉱で発生した落盤事故について、当局は12日、これまでに1人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を継続していると明らかにした。
事故は11日午前に発生。この地域でマグニチュード3.1の地震が発生した直後に、地下約1200メートルで崩落が起きた。
鉱山内にいた78人のうち76人が地上に避難し、うち17人が病院に搬送された。報道によると、うち1人が頭部を負傷し、市内の病院に空輸されたという
この鉱山を管理するPGGの広報担当はAP通信に対し、「地下の状況が改善したため、夜間に捜索を再開することができた」と語った。
救助隊は11日遅くに1人の遺体を確認・収容した。
PGGによると、ある場所では地震の直後にガスが噴き出したという。
救助隊は残り1人を発見するため、坑内の約100メートルに渡って積み重なった岩を手作業で除去した。
ポーランドの炭鉱では事故が相次いでいる。
南部の炭鉱で今年5月に発生した落盤では3人が死亡。4月中旬にも鉱夫1人が落盤により死亡している。
昨年は15人の鉱夫が事故で命を落とした。