◎ポーランドでは18歳未満へのアルコール販売は違法であり、罰金や実刑(懲役1ヶ月)に処される可能性がある。
ポーランド、首都ワルシャワのバー(Getty Images)

ポーランド政府は3日、18歳未満へのアルコール販売禁止を再徹底し、その取り組みの一環として、夜間のガソリンスタンドでのアルコール販売を禁止する規制を導入すると発表した。

この規制は飲酒運転による交通事故やその他事故の報告が増えていることに対応するものである。

ポーランドでは18歳未満へのアルコール販売は違法であり、罰金や実刑(懲役1ヶ月)に処される可能性がある。

現在、販売業者は購入者の年齢を免許証などで確認する必要があるが、義務ではない。新しい規則はそれを義務化する。

大統領府の報道官は公共放送ポーランド・テレビ(TVP)の取材に対し、「新しい規制導入後、販売者はその役割において、より注意深く、責任ある態度で臨まなければならなくなる」と語った。

また報道官は「この規制により、ガソリンスタンドでの午後10時から午前6時までのアルコール販売も禁止される」と述べた。

ポーランドは様々な種類のウォッカやビールを生産。酒税は安定した税目のひとつで、税収は毎年約33億~35億ドルにのぼる。

しかし、専門家によると、アルコールがもたらす病気、事故、事件は酒税による収入をはるかに上回る損失を国にもたらしているという。

ポーランドの1人当たりの年間平均アルコール消費量は約9.5リットル。欧州の中で最も多い。

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