ポーランド当局、ロシアの指示で破壊活動に従事した32人逮捕
AP通信は情報筋の話しとして、「この中にはポーランド人、ロシア人、ウクライナ人、ベラルーシ人が含まれている」と報じた。
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ポーランドのトゥスク(Donald Tusk)首相は29日、捜査当局がロシアと共謀して破壊活動に従事した疑いのある32人を逮捕したと明らかにした。
地元メディアによると、このうち1人が有罪判決を受け、残り31人は裁判を待っている状態だという。
AP通信は情報筋の話しとして、「この中にはポーランド人、ロシア人、ウクライナ人、ベラルーシ人が含まれている」と報じた。
それによると、昨年ロシアの指示を受けて2件の放火事件を起こしたとされる27歳のコロンビア国籍の男も逮捕されたという。
トゥスク氏はSNSへの投稿で、ロシアと共謀して破壊活動に従事した疑いのある32人が逮捕されたと述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
内務行政省も声明を出し、「容疑者たちは24年5月に起きた2つの放火事件に関与したとして、懲役10年から終身刑に直面している」と述べた。
また同省は「容疑者たちはロシアの諜報機関とつながりのある人物から、放火用の火炎瓶の製造方法を含む指示を受けた疑いが持たれている」と説明した。
ポーランド外務省は5月、駐ロシア大使を召喚し、クラクフの在ロシア領事館を閉鎖するよう命じた。
ポーランドの捜査当局はこの前日、首都ワルシャワ近郊のショッピングモールで昨年5月に発生した大規模火災について、「ロシアの諜報機関による放火であった」と明らかにしていた。
この火災は24年5月12日に発生。約1400店舗が入るモールが全焼した。