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ポーランド線路爆破、ウクライナ人2人が実行犯、首相が発表

事件は16日に発生。首都ワルシャワとウクライナ国境を結ぶ鉄道線路が爆破され、損傷した。ケガをした人はいなかった。
2025年11月17日/ポーランド、東部ミカ、線路が爆破された現場を視察するトゥスク首相(中央右)と当局者(AP通信)

ポーランドのトゥスク(Donald Tusk)首相は18日、ウクライナへの武器輸送に使われる鉄道線路が爆破された事件について、「ロシアに協力するウクライナ人2人が実行犯であることを特定した」と明らかにした。

トゥスク氏は議会演説で、この2人がロシアの諜報機関と協力関係にあったと説明した。

事件は16日に発生。首都ワルシャワとウクライナ国境を結ぶ鉄道線路が爆破され、損傷した。ケガをした人はいなかった。

捜査当局によると、この2人は既にポーランドを離れ、ロシアの同盟国ベラルーシへ逃れたという。

トゥスク氏はこの事件を「前例のない破壊工作」と非難した。

線路が破壊された東部ミカの南方では送電線が損傷。警察が調べている。

ロシア大統領府の報道官は18日、ポーランドがウクライナ人2人を実行犯と特定したことについて、「ロシアが最初に非難されないのは珍しい」と語った。

ロシアのウクライナ侵攻以降、ポーランドは①人道・難民支援、②軍事支援・物流拠点、③外交・復興協力という三方面で重要な役割を果たしてきた。

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