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ハンガリー首相が自画自賛、米露首脳会談の開催を祝う

ハンガリーは石油・天然ガスの大部分をロシアから輸入している。
2025年10月13日/エジプト、シャルムエルシェイク、トランプ米大統領(右)とハンガリーのオルバン首相(AP通信)

ハンガリーの民族主義者であるオルバン(Viktor Orbán)首相は17日、トランプ(Donald Trump)米大統領とプーチン(Vladimir Putin)露大統領による首脳会談の開催地に首都ブダペストが選ばれたことを称賛した。

両首脳はウクライナ戦争の終結について話し合うと予想されている。

トランプ氏は16日、今年2度目の米露首脳会談を行うと発表した。会談の日程はまだ決まっていないが、トランプ氏はブダペストで開催され、2週間ほど後に実現する可能性があるとを示唆した。

オルバン氏は17日に放送された国営ラジオのインタビューで、ロシアの侵攻に対するウクライナ防衛のために西側諸国が軍事・財政援助を行うことに長年反対してきたことが、ブダペストが会談の開催地となった決定的な要因であったと示唆した。

またオルバン氏は「ブダペストは本質的に、今日ヨーロッパでこのような会談が開催できる唯一の場所だ。その主な理由は、ハンガリーがほぼ唯一の平和支持国だからだ」と述べた。「この3年間、我々は一貫して、公然と、声高に、そして積極的に平和を提唱してきた唯一の国なのです...」

ハンガリーは石油・天然ガスの大部分をロシアから輸入している。

国際刑事裁判所(ICC)はプーチン氏の逮捕状を発行し、ハンガリーを含むEU加盟国はすべてICCに加盟している。オルバン政権はプーチン氏がハンガリーに足を踏み入れた場合、逮捕状を執行することを義務づけられている。

しかし、オルバン氏は4月、同じく逮捕状が発行されているイスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相をレッドカーペットで迎え入れ、ICCを嘲笑した。

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