◎2人は6月19日、ストーンヘンジにオレンジ色の塗料を吹き付けた。
イギリスの環境活動家がイングランド南西部の古代遺跡「ストーンヘンジ」にオレンジ色の塗料を吹き付けた事件について、捜査当局は14日、2人の環境活動家が起訴されたと明らかにした。
起訴されたのは環境活動団体「ジャスト・ストップ・オイル」で活動する73歳男と22歳男。器物損壊と希少な文化財を損壊させた罪に問われている。
当局によると、2人は12月13日にソールズベリー地方裁判所に出廷する予定。
2人は6月19日、ストーンヘンジにオレンジ色の塗料を吹き付けた。複数の観光客がこれを阻止しようとした。
その後、ジャスト・ストップ・オイルがその様子を撮影した動画を公開。政府に対し、気候変動対策を強化するよう求めた。
この塗料はコーンスターチでできており、水で簡単に流し落とせるという。
ストーンヘンジを管理する団体はこの事件後、すぐに塗料を取り除いた。
ジャスト・ストップ・オイルはスポーツイベントを妨害したり、有名な芸術作品にペンキや食べ物をかけたり、地球温暖化への注意を喚起するために交通を妨害したりすることで知られている。