◎ショルツ氏は2日、ベルリンの南西約28キロに位置する故郷ポツダムでジョギング中に転倒した。
2023年9月4日/ドイツ、首都ベルリンの首相官邸、ショルツ首相(Steffen Kugler/Bundesregierung/AP通信)

ドイツのショルツ(Olaf Scholz、65歳)首相が4日、海賊風の黒い眼帯を付けた写真をX(旧ツイッター)に投稿した。

ショルツ氏は週末のジョギング中に転倒し、顔面を負傷。右目やあご周辺にはアザと傷跡がついていた。

ショルツ氏は「ミーム(面白画像や動画)を見るのが楽しみだ」とツイートしている。

写真は首都ベルリンの首相府で撮影されたとみられる。ショルツ氏は一部メディアが「健康状態の悪化が懸念される」と報じたことを念頭に置き、「お大事に、実際より悪く見えるけど!」と自虐ツイートした。

ショルツ氏は2日、ベルリンの南西約28キロに位置する故郷ポツダムでジョギング中に転倒した。

首相府の報道官は4日の記者会見で、「ショルツ首相はうまくやっており、とても元気だ」と述べた。

また報道官は「首相はプライドと顔に少し傷がついたが、機嫌は良い」と述べ、この写真を公開した理由について、「眼帯姿で皆を驚かせないようにするためだ」とした。

ショルツ氏はこの事故を受け、西部ヘッセン州で3日に予定していたイベントを急遽キャンセルした。ドイツ通信社(dpa)によると、4日の公務予定に変更はないという。

ショルツ氏は2021年12月から3党連立政権を率いている。それ以前は財務相、労働相、ハンブルク市長などを歴任した。

社会民主党のホームページに掲載されているショルツ氏のプロフィールには、「学生時代はスポーツが嫌いでしたが、妻の勧めでスポーツの味を覚え、現在はできる限り運動、主にジョギングを行うようにしています...」と書かれている。

dpaによると、ショルツ氏は週に2、3回ジョギングやボート漕ぎ、ウォーキングの時間を作るようにしており、サイクリングも楽しんでいるという。

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