◎供給が止まった理由は明らかになっていない。
チェコにロシア産石油を供給するパイプラインの運用が2日振りに再開された。現地メディアが6日に報じた。
チェコ国営メロ(Mero)によると、このパイプラインからの供給は2日前に停止したものの、6日未明に再開したという。
供給が止まった理由は明らかになっていない。
メロと契約を結ぶ石油精製会社は6日の声明で、「同社の操業に影響はない」と述べたが、それ以上の言及はなかった。
チェコ、スロバキア、ハンガリーはロシアから石油の供給を受けている唯一のEU加盟国である。
他のEU諸国はウクライナへの攻撃を続けるロシアを罰するEU制裁の一環として、ロシア産石油の購入を停止した。
チェコは約16億チェコ・コルナ(約100億円)を投資して、ドイツを経由してチェコに石油を送るイタリアのパイプラインの能力を年間800万トンに倍増させる工事を進めている。これは同国の年間消費量を賄うことができる量だ。
この新パイプラインは来年初頭に稼働する予定である。