北マケドニア政府、米国製品の輸入関税ゼロへ、貿易協議

両国の昨年の貿易額はわずか3億1400万ドル(約448億円)。米国の輸入額は1億9600万ドルであった。
2025年4月2日/米ワシントンDCホワイトハウス、トランプ大統領(AP通信)

北マケドニア政府は2日、トランプ米政権との貿易交渉を成立させるため、米国製品に対するすべての輸入関税を廃止すると発表した。

この計画は議会での承認を必要とする。同国は90日間の一時停止期間が終了すると、33%の相互関税を課されることになる。

財務省は声明で、「米製品に対する関税率をゼロにすることで、貿易取引が成立することを願っている」と述べた。

政府の統計によると、両国の昨年の貿易額はわずか3億1400万ドル(約448億円)。米国の輸入額は1億9600万ドルであった。

EU加盟を目指す北マケドニアの外相は先週、ワシントンDCでルビオ(Maro Rubio)国務長官と会談。「自由貿易協定締結の可能性について話し合った」と明らかにしていた。

北マケドニア政府の計画は経済を活性化するためのより広範な取り組みの一環であり、その他関税率も引き下げる予定である。

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