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北朝鮮外相、ロシアとベラルーシを訪問へ=国営メディア

2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して以降、北朝鮮はロシアおよびベラルーシとの関係を急速に強化している。
北朝鮮の崔善姫 外相(ロイター通信)

北朝鮮の崔善姫(Choe Son Hui)氏がロシアとベラルーシを訪問する。国営朝鮮中央通信(KCNA)が26日に報じた。

それによると、この訪問は両国の外務省からの招待を受けてのものだという。

それ以上の詳細は明らかになっていない。

2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して以降、北朝鮮はロシアおよびベラルーシとの関係を急速に強化している。

北朝鮮は侵攻初期からロシアの立場を支持し、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域の「独立」を承認するなど、国際的孤立を深めるロシアにとって貴重な外交的支援を示した。

その後、ロシアと北朝鮮の間では軍事・経済協力が進展し、特に2023年以降、北朝鮮がロシアに砲弾やミサイルを供給し、見返りとして食料やエネルギー、軍事技術の支援を受けていると伝えられている。

また、ベラルーシもロシアと足並みをそろえ、北朝鮮との接触を拡大させている。2024年以降、北朝鮮高官とベラルーシ政府要人の相互訪問が行われ、制裁下の三国が協力して国際的な圧力を回避しようとする動きが顕著となっている。

こうした三国の接近は、米欧主導の国際秩序に対抗する「反西側連帯」としての性格を強めつつある。

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