◎両国はいずれも、飲料水、缶詰、医薬品、暖房器具、トイレットペーパー、現金、懐中電灯やろうそくを備蓄するよう呼びかけている。
ベルギー、首都ブリュッセルのNATO本部(Getty Images)

NATO加盟国のスウェーデンとフィンランドが「サバイバルガイド」を更新した。

軍事的中立を堅持してきた両国はロシアによるウクライナ侵攻を受け、2022年5月にNATO加盟を申請。紆余曲折の末、西側同盟に加わった。

両政府はこれを受け、「戦争のリスクに備える市民ガイド」を更新。デンマークやノルウェーと同様の内容になっているが、ロシアには言及していない。

スウェーデンの手引書は軍がまとめたもので、核兵器、化学兵器、生物兵器による攻撃への対応方法が説明されている。「空襲警報が鳴ったら身を隠してください。頭を守ってください。シェルターが最大の防御です。数日後、放射能は激減しています...」

ロシアと1340キロの国境を接するフィンランドの手引書は政府の専門家委員会が更新した。政府は「現在の世界情勢において、備えはスキルのひとつである」と強調している。

両国はいずれも、飲料水、缶詰、医薬品、暖房器具、トイレットペーパー、現金、懐中電灯やろうそくを備蓄するよう呼びかけている。そして可能であれば、車の燃料は満タンにしておくこと。

チェックリストには核戦争を考慮し、ヨウ素剤も含まれている。

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