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▽グルーミング(チャイルドグルーミング)は性的な接触を図る目的で大人が子供を手なずけることである。
米実業家のマスク氏(左)とスターマー英首相(Getty Images)

イギリス政府が3日、同国におけるグルーミングスキャンダルに対する米実業家マスク(Elon Musk)氏の批判に反論した。

グルーミング(チャイルドグルーミング)は性的な接触を図る目的で大人が子供を手なずけることである。

マスク氏は2日、X(旧ツイッター)への投稿で、スターマー(Keir Starmer)首相が10年以上前に検察庁長官を務めていたとき、おぞましいレイプ事件を裁かなかったと批判した。

またマスク氏はオールダムのグルーミング疑惑に関する調査の要請を拒否したフィリップス(Jess Phillips)保護相を「刑務所行き」と批判した。

首相府の報道官は3日、「マスク氏の見解は誤っており、誤った情報に基づいている」と主張した。

また報道官はマスク氏に対し、SNSを利用したグルーミングを防止する取り組みを政府と連携して行うよう促した。「マスク氏が腕まくりをして、本気でこの問題に対処したいのであれば、我々は喜んで協力します...」

10年以上前にオールダムやロッチデール、ロザラムなど、イギリスのいくつかの町で発覚した少女への広範な性的虐待は長い間論争を巻き起こしてきた。

2011~14年にかけてオールダムで行われた保護措置に関する2022年の報告書によると、地元の保護機関は虐待を受けていた子供たちの保護に失敗した。

この時機関は極右勢力が「パキスタン人は少女をレイプする」という誤った情報を流していることを確認していた。

一連の裁判では最終的に数十人の男が有罪判決を受けた。そのほとんどがパキスタンのイスラム教徒であった。被害者は弱い立場にある少女で、ほとんどが白人だった。

機関は極右がこの事件を利用して外国人へのヘイトを煽ると懸念し、隠ぺい工作を図ったとされる。

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