◎現場付近で警戒に当たっていた警察官が不審者を発見し、身元を確認しようとしたところ、銃撃戦になった。
ドイツ南部バイエルン州ミュンヘンのイスラエル領事館付近で5日早朝、銃撃戦があり、18歳の容疑者が警察に射殺された。
ミュンヘン警察はSNSに声明を投稿。「現場付近で警戒に当たっていた警察官が不審者を発見し、身元を確認しようとしたところ、銃撃戦になった」と明らかにした。
それによると、オーストリア在住の18歳の男がその場で射殺されたという。警察官にケガはなく、巻き込まれた人もいなかった。
警察によると、容疑者はドイツ国籍を保有しておらず、銃剣の付いた古いカービン銃を所持していたという。
容疑者は現場近くに車を停め、イスラエル領事館に徒歩で向かった。
ミュンヘン警察は声明で、「これはイスラエル領事館を狙ったテロ攻撃であり、動機を調べている」と述べた。
容疑者の身元は明らかにされていない。
この銃撃戦を受け、領事館の周辺数ブロックが一時封鎖された。警察はその後、容疑者が単独で行動していたことを確認したとして、封鎖を解除。周辺住民にテロの脅威はないと通知した。