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▽多くの島民が紀元前1628年頃にサントリーニ・カルデラで発生したとされる大噴火のような噴火が起きるのではないか心配している。
ギリシャ、サントリーニ島(Getty Images)

ギリシャの有名観光地サントリーニ島で地震が相次ぎ、当局が警戒を強めている。

地元当局は学校を閉鎖、消防は島内のパトロールを強化し、ホテルにプールの水を抜くよう求めている。

気象台によると、1月31日の未明から200回以上地震を観測。多くの島民が紀元前1628年頃にサントリーニ・カルデラで発生したとされる大噴火のような噴火が起きるのではないか心配している。

2日の午後3時55分に発生した地震はマグニチュード4.0。震源の深さ14キロであった。M4以上の揺れが数回、M3の揺れが数十回続いた。被害や死傷者の情報はない。

地震の専門家と気象庁、消防署の職員などが連日会議を開き、サントリーニ島と近隣の島々の学校を3日、休校にすることを決定した。

地元当局は2日の会議後、サントリーニ島の住民とホテルのオーナーに対し、強い地震が発生した場合、大量の水が建物を不安定にする恐れがあるとして、プールの水を抜くよう勧告した。

首相府は2日の夕方に軍司令官らとの会合を開く予定である。

ギリシャ南部のペロポネソス半島からキクラデス諸島にかけて広がる火山帯を監視している科学者たちはサントリーニ島のカルデラ北部にある中央断層線で「火山活動が活発化している」と指摘している。

それによると、現在入手可能なデータを見る限り、噴火が差し迫っているという兆候はみられないという。

サントリーニ島の人口は約2万人。ギリシャを代表する観光地のひとつであり、年間340万人もの観光客が訪れる。

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