▽事件は13日午前に発生。車がサービス労働者の労組ベルディ(Verdi)のデモ隊をはねた。
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ドイツ南部バイエルン州ミュンヘンの中心部で車が群衆に突っ込んだ事件について、州当局は15日、病院で治療を受けていた37歳の母親と2歳の娘が亡くなったと明らかにした。
事件は13日午前に発生。車がサービス労働者の労組ベルディ(Verdi)のデモ隊をはねた。
運転していたのはアフガニスタン国籍の男(24歳)。ドイツへの亡命を希望していた。
この襲撃により、数人の子供を含む少なくとも39人が負傷し、病院に搬送された。
ドイツ通信社(dpa)は州当局者の話しとして、「市内の病院で治療を受けていた37歳の母親と2歳の娘が亡くなった」と伝えている。
ミュンヘン検察によると、容疑者は有効な滞在許可を得てミュンヘンに滞在していたという。
容疑者は単独犯とみられ、現時点でイスラム過激派とのつながりを示す証拠は見つかっていない。
当局はイスラム主義の影響を受けたテロ攻撃の可能性があるとみて捜査している。
報道によると、容疑者は警察に逮捕される際、「アラーアクバル(神は偉大なりの意)」と叫んだという。
ドイツでは移民による重大事件が相次いでいる。
バイエルン州では先月、アシャッフェンブルクの公園で殺傷事件が発生し、2歳の男児を含む2人が死亡、3人が負傷し、アフガニスタン国籍の男(28歳)が逮捕された。
中部ザクセン・アンハルト州マクデブルクでは昨年末、サウジアラビアから移住した50歳の男が運転する車がクリスマス市の会場に突っ込み、6人が死亡、200人以上が負傷した。