◎事故はアドリア海沿岸の町ブドヴァ近郊で19日の正午頃に発生。バスは下り坂でカーブを曲がり切れず、ガードレールを突き破り、約15メートルの谷に転落した。
バルカン半島・モンテネグロのアドリア海に面する町近くで19日、乗客約30人を乗せたバスが谷に転落し、少なくとも2人が死亡、9人が重傷を負った。
地元メディアによると、事故はアドリア海沿岸の町ブドヴァ近郊で19日の正午頃に発生。バスは下り坂でカーブを曲がり切れず、ガードレールを突き破り、約15メートルの谷に転落したという。
国営メディアは乗客の話を引用し、「突然窓ガラスが割れ、気が付くとバスがひっくり返っていた」と伝えている。
救助隊は乗客を救助した後、大型クレーンでバスを吊り上げ、道路に引き上げた。
地元メディアによると、重傷を負った9人のうち1人は重篤な状態だという。運転手の安否は明らかになっていない。
地元警察の報道官は記者団に対し、「亡くなったのは英国人と身元不明の女性」と述べ、身元確認を進めていると説明した。
報道官によると、その他の乗客10数人も打撲などの軽傷を負ったという。重傷を負った9人は地元の病院で手当てを受けた後、首都ポドゴリツァの病院に搬送された。