◎警察のパトロール隊が高速道路で不審なバンを発見。停車を求めたが、バンはそれを無視し、ゲートを突破した。
クロアチア警察は19日、移民を乗せたバンが高速道路のゲートを突き破り、逃走を図ったと明らかにした。
それによると、事件は19日未明に発生。バンには移民とみられる外国人32人が乗っていたという。
警察のパトロール隊が高速道路で不審なバンを発見。停車を求めたが、バンはそれを無視し、ゲートを突破した。
パトロール隊は増援を要請。バンを負って首都ザグレブ市内に入った。その後、増援が先回りしてバリケードを設置した。
バンはバリケードの横に停めていたパトカーに衝突した止まった。
警察はモルドバ籍の31歳男を逮捕。外国人32人を拘束した。それによると、32人のうち2人がパトカーに衝突した際、軽傷を負ったという。
中東、アフリカ、アジアの移民はトルコからギリシャ、ブルガリア、北マケドニア、セルビア、ボスニアへと続く、いわゆるバルカン半島の陸路で西欧を目指す途中、クロアチアを通過する。
移民たちは無許可で国境を越えるために、しばしば人身売買業者の助けを借りている。