モルドバ大統領がロシアの選挙干渉に警鐘、9月28日議会選
地元メディアによると、サンドゥ氏の与党「行動と連帯(PAS)」はこの選挙で過半数を割る可能性がある。
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モルドバのサンドゥ(Maia Sandu)大統領は30日、9月28日に予定されている議会選挙(一院制、定数101)における最大の脅威は不正とロシアからの違法な外部干渉であると表明した。
サンドゥ氏は首都キシナウの記者会見で、「ロシア連邦はこの議会選でモルドバを支配しようと考えており、前例のない干渉を準備している」と語った。
地元メディアによると、サンドゥ氏の与党「行動と連帯(PAS)」はこの選挙で過半数を割る可能性がある。
ロシア外務省は30日、ロシアが選挙に干渉しようとしているというサンドゥ氏の主張を否定した。
親ロシア派の4党は選挙での勝利を追求し、2030年までにEU加盟を目指す現政権を退陣させるため、連合を結成すると表明した。
モルドバの人口は約250万人。旧ソ連構成国であり、ロシアによるウクライナ侵攻を厳しく非難してきた。それ以来、モルドバとロシアの関係は著しく悪化している。
モルドバ当局は時折、ロシアのドローンが領空を侵犯したと報告。領内でロシア産ドローンの破片が見つかったこともある。
モルドバ東部の分離主義者が実行支配する「沿ドニエストル」にはロシア軍が駐留している。
地元メディアの最新の世論調査によると、PASの支持率は27.4%、親ロシア派の社会党は10.4%であった。