◎中東、アフリカ、アジアの移民はトルコからギリシャ、ブルガリア、北マケドニア、セルビア、ボスニアへと続くバルカン半島の陸路で豊かな西欧を目指す途中、クロアチアを通過する。
2024年10月5日/クロアチア中部、移民を乗せたワゴン車が事故を起こした現場(AP通信)

クロアチア中部で移民を満載したワゴン車が事故を起こし、2人が死亡、25人が負傷した。警察が5日、明らかにした。

それによると、事故は首都ザグレブの南東約100キロの道路で5日未明に発生。ワゴン車が道を外れて斜面を滑り落ち、横転したという。

警察は事故発生直前、不審なドイツナンバーのワゴン車を発見し、追跡開始。ワゴン車は数キロ先で橋の欄干や電柱などに衝突し、道を外れた。

現地メディアによると、25人のうち9人が重傷。負傷したのはパレスチナ、イラク、トルコ、シリアの出身者などであった。

クロアチアでは先月にも同様の事故が発生し、14人が負傷している。

中東、アフリカ、アジアの移民はトルコからギリシャ、ブルガリア、北マケドニア、セルビア、ボスニアへと続くバルカン半島の陸路で豊かな西欧を目指す途中、クロアチアを通過する。

移民たちは無許可で国境を越えるために、しばしば人身売買業者の助けを借りている。

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