◎事故は北部グダニスク近郊の高速道路で18日遅くに発生。トラックがブレーキをかけることなく乗用車に突っ込み、少年2人を含む4人が死亡、15人が負傷した。
2024年10月19日/ポーランド北部、多重衝突事故が発生した高速道路(AP通信)

ポーランド北部の高速道路で発生した多重衝突事故について、検察当局は20日、最後尾の乗用車に突っ込んだトラック運転手を危険運転罪などで起訴したと明らかにいた。

事故は北部グダニスク近郊の高速道路で18日遅くに発生。トラックがブレーキをかけることなく乗用車に突っ込み、少年2人を含む4人が死亡、15人が負傷。乗用車18台とトラック3台が全損または破損した。

グダニスク地方検察庁の報道官は20日の記者会見で、「我々は多くの人々の生命を危険にさらした37歳の男性運転手の責任を問うことになる」と語った。

それによると、トラックは制限80キロの区間を89キロで走行。ブレーキをかけることなく、乗用車に追突したという。

運転手からアルコールや薬物は検出され、携帯電話も使用していなかった。

民放TVN24は容疑者が検察庁に連行され、起訴されるまでの映像を放映した。身元は明らかにされていない。

警察によると、亡くなった4人のうち2人は7歳と10歳の少年で、玉突きに巻き込まれた車の1台に乗車していたという。他の2人の身元確認作業は進行中である。

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