▽事件はガール県のモスクで25日に発生。容疑者の男は鋭利な刃物で男性を刺殺したとされる。
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フランス南部ガール県のモスクでイスラム教徒の男性が殺害された事件について、内務省は28日、容疑者の男がイタリアで警察に出頭したと明らかにした。
事件はガール県のモスクで25日に発生。容疑者の男は鋭利な刃物で男性を刺殺したとされる。
フランス警察が公開した防犯カメラの映像にはイスラム教を侮辱する言葉を叫びながら被害者を襲う容疑者の姿が映っていた。
地元メディアによると、容疑者は携帯電話で犯行の様子を録画していた。
フランス内務省は28日、容疑者がイタリアの警察に自首したと発表。容疑者はフランス生まれの20代で、ガール県在住、犯罪歴はないという。
ガール県検察は27日の声明で、「捜査当局はイスラム嫌悪の憎悪犯罪の可能性も考慮している」と述べていた。
マクロン(Emmanuel Macron)大統領は「宗教に基づく人種差別や憎悪に居場所はなく、信教の自由は不可侵である」と強調した。
パリのイスラム団体は声明でこの襲撃を非難。「被害者は礼拝を終えた後、殺害された」と明らかにしていた。
首都パリでは27日と28日、この事件に抗議するデモが行われた。