◎男の遺体はチェコ国境に近いニーダーエスターライヒ州の山林で発見された。
オーストリア北部の農村地帯で2人を射殺したとされる男の遺体が見つかった。警察が2日、明らかにした。
それによると、男の遺体はチェコ国境に近いニーダーエスターライヒ州の山林で発見されたという。
州警察の報道官はAP通信の取材に対し、「容疑者は自ら命を絶ったとみられ、遺体の近くに凶器が落ちていた」と語った。
この男が関与したとされる事件は同州郊外の集落で10月28日未明に発生。警察は射殺された2人の身元を明らかにしていないが、オーストリア放送会社(ORF)は「地元の市長を含む2人が射殺された」と報じていた。
男の遺体が見つかった現場の近くで男の車も見つかっている。警察によると、地元住民が「見たことのない車が長時間止まっている」と警察に通報したという。
ORFは被害者に近い関係者の話しとして、「容疑者と市長は狩猟法をめぐって争っていた」と伝えているが、詳細は不明である。