▽裁判所は50歳の男性に対し、空港への不法侵入と道路交通を危険にさらしたとして、4500ユーロ(約73万円)の罰金と2年半の運転禁止を言い渡した。
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ドイツの裁判所が2023年にショルツ(Olaf Scholz)首相の車列に紛れ込み、フランクフルト空港で飛行機に乗る準備をしていたショルツ氏にハグをした男性に罰金刑を言い渡した。現地メディアが15日に報じた。
ドイツ通信(dpa)によると、裁判所は50歳の男性に対し、空港への不法侵入と道路交通を危険にさらしたとして、4500ユーロ(約73万円)の罰金と2年半の運転禁止を言い渡した。
このハグ事件をきっかけに、ショルツ氏のセキュリティ対策が調査された。ショルツ氏にケガはなかった。
ショルツ氏は当時、欧州中央銀行(ECB)設立25周年記念式典を終えてベルリンに戻る途中であった。
首相府の報道官は当時の記者会見で、「ショルツ首相はどの時点でも身の危険を感じていなかった」と述べていた。
dpaによると、男性は当時、薬物の影響下にあったという。男性は法廷で謝罪した。
ショルツ氏の任期は終わりに近づいている。連邦議会は5月6日にキリスト教民主同盟(CDU)のメルツ(Friedrich Merz)党首を首相に選出する予定である。