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英シナゴーグテロ事件、31歳男逮捕、2人死亡 、実行犯射殺

この事件は10月2日に発生。シナゴーグの外に集まっていた礼拝者の列に車が突っ込み、男(35歳)がナイフで礼拝者に襲い掛かった。
2025年10月2日/イギリス、マンチェスター、テロ攻撃が発生したシナゴーグ前の通り(AP通信)

イングランド・マンチェスターのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)で先月初めに発生したテロ事件について、警察は27日、31歳の男性をテロ行為の「実行、準備および扇動」の疑いで、入国便でマンチェスター空港に到着した直後に拘束した。

この拘束により、同シナゴーグ襲撃事件に関与した疑いで逮捕された人物は7人となった。

これまでに逮捕された6人のうち、5人は不起訴で釈放されたが、30歳の男は「テロ関連情報の不開示」の疑いで保釈中である。

この事件は10月2日に発生。シナゴーグの外に集まっていた礼拝者の列に車が突っ込み、男(35歳)がナイフで礼拝者に襲い掛かった。

マンチェスター警察はこの襲撃をテロと断定。対応した警察官が容疑者を射殺した。

この襲撃により2人が死亡、男性3人が重傷を負った。亡くなった2人のうち1人は警察官が発砲した銃弾が当たり、死亡した。

容疑者が所持していた爆発物に似せた装置は“偽物”と判定された。

当時、礼拝者やボランティアの警備担当者が機敏に行動し、襲撃者が建物内に入り込むのを防いだが、その抵抗の裏で深刻な犠牲が出た。

警察は事件を無差別テロ攻撃として扱い、対テロ捜査本部を立ち上げている。

捜査当局は関係者らに対し、「当時現場にいた、あるいは直後を見聞きした人」の情報提供を重ねて呼びかけており、目撃者や追加の証拠の有無を慎重に調べている。

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