◎ウェイターが完成した料理にアルコールをかけた際、近くにあったプラスチック製の植物に引火し、炎が急速に広がった。
スペインの首都マドリードにあるイタリアンレストラン「Burro Canaglia」で21日夕方、火災が発生し、少なくとも2人が死亡、10人が重軽傷を負った。
地元メディアによると、ウェイターが完成した料理にアルコールをかけた際、近くにあったプラスチック製の植物に引火し、炎が急速に広がったという。
負傷した10人のうち1人は重体、5人は重傷と伝えられている。
ウェイターはアルコール度数の高いお酒を降りかけ火をつけて、一気にアルコールをとばす「フランベ」を行っていた。
地元紙パイスによると、火災はレストランの入り口付近で発生したという。
同紙は「亡くなった2人のうち1人は従業員」と伝えている。死因は明らかにされていない。当時、レストラン内には客とスタッフが30人ほどいた。
マドリード市長は声明で、「火災はすぐ消し止められたものの、入り口付近で発生したため、利用者とスタッフの避難を妨げ、被害が拡大した」と述べている。
消防によると、火災は通報から10分ほどで鎮火したという。警察が当時の状況を調べている。