◎ドイツでは現在、鉄道、空港、地方交通の各セクターで同時に労使交渉が行なわれているため、数百万人がこの数週間、ストに巻き込まれている。
ドイツ、ミュンヘン、航空最大手ルフトハンザの客室乗務員(Matthias Schrader/AP通信)

ドイツのサービス労働者の労組「ベルディ(Verdi)」が5日、航空大手ルフトハンザの地上職員に対し7日に24時間ストライキを行うよう呼びかけた。

ベルディの書記長は声明で、フランクフルト、ミュンヘン、ハンブルク、ベルリン、デュッセルドルフの各空港の地上職員に対し、7日の午前4時からストを行うよう呼びかけた。

ベルディは現在、ルフトハンザの従業員約2万5000人の労使交渉を主導しており、会社側に12.5%の賃上げを求めている。

ルフトハンザは5日、ストを想定した特別ダイヤの準備を進めていると発表。「ベルディは労使交渉の初期段階でストを決行しようとしている」と批判した。

ドイツでは現在、鉄道、空港、地方交通の各セクターで同時に労使交渉が行なわれているため、数百万人がこの数週間、ストに巻き込まれている。

ベルディは先週、公共交通機関ストを決行し、地下鉄、地方鉄道、路線バスが運休となった。

その前日には主要空港の保安要員に24時間ストを呼びかけ、欠航が相次いだ。

一方、鉄道運転士を代表する労働組合GDLは先月末、6日間の全国一斉ストを早めに打ち切り、ドイツ鉄道(国鉄)との交渉を再開した。

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