◎この男性は13日、ロンドン市内で行われたパレスチナ集会の目の前を横断しようとした時、警察に呼び止められた。
イギリス、パレスチナ・ガザ地区への支持を表明する集会(ロイター通信)

ロンドン警視庁は19日、親パレスチナ集会の近くでユダヤ教徒の伝統的な帽子「キッパ」をかぶった男性に退去を命じ、応じなければ逮捕すると警告したことを謝罪した。

この男性は13日、ロンドン市内で行われたパレスチナ集会の目の前を横断しようとした時、警察に呼び止められた。

ソーシャルメディアで拡散した動画には、1人の警察官が男性に対し、「そのようなユダヤ教徒であることを公然と示す格好をすれば、彼らの反発を引き起こす可能性がある」と警告。

その後、もう1人の警察官が「彼らを挑発しているのか?」と述べ、退去しなければ逮捕すると告げた。

地元メディアによると、このデモ行進は平和的に終了したという。

ロンドン警視庁は19日午後、ソーシャルメディアに謝罪声明を投稿。「警告の仕方に問題があった」と述べたものの、反ユダヤ主義に反対する人たちは「自分の存在がパレスチナ支持者を挑発することを認識しなければならない」と主張した。

その後、ロンドン警視庁はこの謝罪文を削除。2度目の謝罪文を掲載した。

「抗議活動の取り締まりについて主張した結果、さらなる不快感を与えてしまいました...最初の謝罪を取り消し、謝罪します」

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