◎不審物は南ターミナルのセキュリティゲートで午前8時30分前に見つかり、午後3時頃に封鎖が解除された。
イギリス・ロンドンのガトウィック空港で不審物が見つかり、警察の爆発物処理班が出動し、数十便が遅延した。現地メディアが22日に報じた。
それによると、不審物は南ターミナルのセキュリティゲートで午前8時30分前に見つかり、午後3時頃に封鎖が解除されたという。
BBCはロンドン警視庁の声明を引用し、「爆発物処理班が安全を確認し、不審物とみられる荷物を持ちこんだ2人を解放した」と伝えている。
2人の身元は明らかにされていない。北ターミナルは影響を受けなかった。
ガドウィック空港はイギリスで2番目に利用者の多い空港で、22日には約10万人の搭乗客を見込んでいたが、その多くが長い遅延に直面した。
中米ジャマイカに子供を迎えにいくという女性はAP通信の取材に対し、「南ターミナルが閉まり、中にいた人たちが困惑した様子で戻ってくるところを見た」と語った。
ロンドンの在米国大使館でも22日、不審な小包が届き、爆発物処理班が出動。大使館周辺に規制線が張られた。
同大使館は午後、小包の安全が確認されたとして通常業務に戻ったが、その日の公務はすべてキャンセルとなった。ロンドン警視庁が威力業務妨害の疑いで捜査している。