◎ロンドン警視庁は市内に警察官約1500人を配備し、警戒に当たった。
イギリス・ロンドン中心部の通りでガザ紛争の恒久停戦を求める親パレスチナ派がデモ行進を行い、数万人が参加した。
ロンドン警視庁によると、デモに参加した少なくとも5人が扇動罪で逮捕されたという。
ロンドン市内ではイスラエル軍とガザのイスラム組織ハマスの紛争が勃発して以来、毎週末このような抗議デモ・行進・集会が行われている。
イスラエルとハマスの一時休戦は2日目に入った。この休戦により、ガザへの人道援助が許可され、燃料・食料・医薬品などが次々に運び込まれている。
ロンドン警視庁はデモ会場でナチスのシンボル「ハーケンクロイツ(鉤十字:卍)」を掲げた男を逮捕したと報告。さらに、「ダビデの星の中にハーケンクロイツが描かれたポスター」を配布した4人も逮捕した。
中央政府はデモ隊に対し、反ユダヤ主義を扇動・助長したり、憎悪を煽るような行為は厳しく取り締まると警告していた。「反ユダヤ、反イスラム、人種差別、憎悪や暴力を煽る者は取り締まりの対象になります...」
首相府の報道官もX(旧ツイッター)に声明を投稿。「イギリスは罪のない市民の殺害や誘拐といったテロ行為を祝ったり助長したりする者、ヘイトスピーチを拡散する者などを容認しません」と書き込んだ。
ロンドン警視庁は市内に警察官約1500人を配備し、警戒に当たった。