リトアニア・ビリニュス空港にまた気球飛来、滑走路閉鎖
気球がどこから飛んできたかは分かっていない。地元メディアによると、警察が気球を追跡している。
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リトアニア・ビリニュスの空港は23日、気球が同空港の空域に接近したため一時的に滑走路を閉鎖し、到着便の一部を他の空港に迂回させたと発表した。
ビリニュス空港はウェブサイトに声明を投稿。空港便の運航を一時停止し、24日の午前1時30分に再開予定とした。
気球がどこから飛んできたかは分かっていない。地元メディアによると、警察が気球を追跡している。
リトアニアでは先月、ビリニュス空港上空に数十個の気球が飛来。この影響で同空港は数時間にわたり閉鎖された。
その後も同様の事件が相次ぎ、10月21日には数十個の気球がビリニュス空港方向へ流され、約30便・4000人以上の乗客に影響が出た。
10月24~26日にも3日連続で気球が接近。3夜連続で滑走路が閉鎖され、多くの利用者が影響を受けた。
捜査の結果、気球の一部はベラルーシから密輸タバコを運んでいたことが明らかになった。
リトアニアはロシアの同盟国であるベラルーシが意図的に気球を飛ばしていると主張。ベラルーシ側はこれに異議を唱え、「リトアニア人が密輸タバコを入手するために気球を使っている」と非難した。
ビリニュス空港の閉鎖は10月初旬以来、9回目である。
リトアニアは一連の気球事件を受けてベラルーシ国境を閉鎖。今週初めには運用を再開した。
