リトアニアIKEA放火事件、ウクライナ国籍の男の実刑判決
この事件は24年5月9日に発生。イケアの直営店に放火したとして、当時未成年の男が逮捕・起訴された。
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リトアニア・ビリニュスの裁判所は24日、家具大手イケア(IKEA)の店舗で昨年発生した放火事件について、ウクライナ国籍の男に実刑判決を言い渡した。
捜査当局はロシアの情報機関が背後にいると非難している。
地元メディアによると、ビリニュス地方裁判所はダニイル・バルダディム(Daniil Bardadim)被告に対し、テロ行為、爆発物の不法所持、テロ行為目的での入国などの罪で禁固3年4カ月の実刑判決を言い渡した。
この事件は24年5月9日に発生。イケアの直営店に放火したとして、当時未成年の男が逮捕・起訴された。
検察庁によると、被告ともう1人の容疑者は隣国ポーランドの首都ワルシャワでロシア当局者と会い、1万ユーロの報酬を得るためにリトアニアとラトビアのショッピングセンターに火を放つことを約束したという。
報酬にはドイツの高級車BMWも含まれていた。
検察側は被告がロシアの組織及び保安機関の利益のために行動したと主張。イケアが標的になったのは、同社がロシアから撤退したことと、スウェーデンがウクライナを支援しているためと指摘した。
