リトアニア政府、気球飛来で空港とベラルーシ国境検問所を閉鎖
2空港は安全上の理由で25日の午前2時まで閉鎖。ベラルーシとの国境検問所は26日正午まで閉鎖されたままとなる。
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リトアニア政府は24日、「密輸用気球」が再び領内に飛来したことを受け、国内の2空港とベラルーシ国境を閉鎖した。
リトアニアでは今月初め、首都ビリニュスの国際空港上空に数十機の小型熱気球が侵入。この影響でビリニュス国際空港は数時間にわたり閉鎖された。
その後も同様の事件が相次ぎ、21日夜には数十個の気球がビリニュスの空港方向へ流され、約30便・4000人以上の乗客に影響が出た。
当局によると、2空港は安全上の理由で25日の午前2時まで閉鎖。ベラルーシとの国境検問所は26日正午まで閉鎖されたままとなる。
捜査の結果、気球の一部はベラルーシから密輸タバコを運んでいたことが明らかになった。密輸タバコ気球が飛行機の運航を妨害したのは今月3回目である。
ベラルーシ国境付近では24日にも数十個の気球が確認された。
ビリニュスはベラルーシとの国境から西に約40キロに位置している。地元メディアによると、ベラルーシの密輸業者はドローンよりもはるかに安価な気球を使ってタバコを密輸しているという。
一部の専門家はロシアの同盟国であるベラルーシが組織的に気球やドローンを使ってNATO加盟国の飛行機の運航を妨害している可能性があると指摘している。
