リトアニア、NATOに空域防衛の強化要請、ロシアドローン侵入受け
NATOおよびEU加盟国であるリトアニアはロシアおよびその同盟国であるベラルーシと国境を接している。
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リトアニア外務省は5日、先月ベラルーシから2機の軍事ドローンが領内に侵入した件を受け、NATOに対し、空域防衛の強化を支援するよう書面で要請したと明らかにした。
外相の報道官はSNSに声明を投稿。「リトアニアはNATOの東部戦線を防衛している。これは我が国の問題ではなく、NATOの問題だ」と書いた。
NATOおよびEU加盟国であるリトアニアはロシアおよびその同盟国であるベラルーシと国境を接している。
リトアニアの外相と国防相はNATOのルッテ(Mark Rutte)事務総長に宛てた書簡で、「NATOは加盟国の領土のあらゆる部分を防衛する用意があることを示す必要がある」と述べている。
NATOはこれに対し、リトアニアを含む全加盟国の状況を注視しているとコメントした。
国防省は先月末、ベラルーシから領内に侵入したドローンの残骸を発見したと明らかにした。
リトアニアはロシア軍がウクライナを攻撃するためにベラルーシ領内からドローンを発射し、何らかの原因で制御不能になり、リトアニア領内に墜落したと指摘している。
このドローンはイラン製自爆ドローンを参考に作られたもので、ベラルーシ国境から約100キロの地点で見つかり、2キログラムの爆発物を搭載していた。