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ポルトガル首都でケーブルカー脱線、3人死亡、20人負傷

事故は3日早朝に発生。少なくとも3人が死亡、約20人が負傷し、うち3人が意識不明の重体とのこと。
2025年9月3日/ポルトガル、首都リスボン、ケーブルカー事故が発生した現場近く(ロイター通信)

ポルトガル・リスボン市内でケーブルカーが脱線し、少なくとも3人が死亡、20人が負傷した。当局が3日、明らかにした。

それによると、事故は3日早朝に発生。少なくとも3人が死亡、約20人が負傷し、うち3人が意識不明の重体とのこと。

地元テレビ局が報じた映像には破損したケーブルカーから乗客を救助する隊員の姿が映っていた。

レベロデソウザ(Marcelo Rebelo de Sousa)大統領は声明で犠牲者に哀悼の意を表した。

脱線の原因は明らかになっておらず、当局が関係者から話しを聞いている。

事故を起こしたケーブルカーは2両編成で、地元メディアによると、事故発生時、多くの乗客が飛び降りたという。

リスボンでは、急な坂道が多いためケーブルカー(エレヴァドール)が市民や観光客の足として活躍している。

代表的なものに「グロリア線」「ラブラ線」「ビッカ線」の3路線があり、いずれもレトロな車両が魅力。1880年代から運行されており、現在は電力で動いている。

美しい街並みを背景に走るケーブルカーは移動手段であると同時に観光名所としても人気がある。

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