ポルトガル首都でケーブルカー脱線、3人死亡、20人負傷
事故は3日早朝に発生。少なくとも3人が死亡、約20人が負傷し、うち3人が意識不明の重体とのこと。
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ポルトガル・リスボン市内でケーブルカーが脱線し、少なくとも3人が死亡、20人が負傷した。当局が3日、明らかにした。
それによると、事故は3日早朝に発生。少なくとも3人が死亡、約20人が負傷し、うち3人が意識不明の重体とのこと。
地元テレビ局が報じた映像には破損したケーブルカーから乗客を救助する隊員の姿が映っていた。
レベロデソウザ(Marcelo Rebelo de Sousa)大統領は声明で犠牲者に哀悼の意を表した。
脱線の原因は明らかになっておらず、当局が関係者から話しを聞いている。
事故を起こしたケーブルカーは2両編成で、地元メディアによると、事故発生時、多くの乗客が飛び降りたという。
リスボンでは、急な坂道が多いためケーブルカー(エレヴァドール)が市民や観光客の足として活躍している。
代表的なものに「グロリア線」「ラブラ線」「ビッカ線」の3路線があり、いずれもレトロな車両が魅力。1880年代から運行されており、現在は電力で動いている。
美しい街並みを背景に走るケーブルカーは移動手段であると同時に観光名所としても人気がある。